風町読書会

のんびりゆったり。”あこがれ”を大切に。

第7回 風町読書会まとめ【前半】

こんにちは🌟

ようやく梅雨が明けたと…と途端に暑い日が続いてますね💦

夏が苦手な私は毎年いかに猛暑の中を涼しく過ごすか

ということにかなりのエネルギーを注ぎ込んでいますが

これは却って省エネになっていないのでは…疲れるのでは…

夏と仲良くなれれば一番ですが、毎年歩み寄ってはいますが、

本音は北国に移住したい。これにつきます。

 

はっ、夏について熱く語ってしまった…熱くなりたくないのに…

 

というわけで7月28日(日)風町読書会のレポートです!

今回は前後半2部制で行いました。

会場は前回に引き続きBearsTableさんです。

後半のレポートは次の記事で書きますので、まずは前半から🍀

前半の参加者は、男性4名、女性3名の計7名、

初参加の方が3名、その内2名の方が読書会が初めてとのことでした!

しかも、いつも読書会を手伝ってくれている友人が

なんと今回弟さんを連れてきてくれまして、

世にも珍しい(のかな?)姉弟でご参加いただきました✨

前半後半とも読書会を主催されている方々もいらして下さり、

本当にみなさま、お集まりいただきありがとうございました♪

 

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珍しく全体写真も撮ってみました😊

顔の隠し方に悩んで、編集アプリのスタンプをペタリ…

もっと良い隠し方があれば教えて下さい😂

 

以下紹介された本です📚

໒꒱「ワンダー Wonder」R・J・パラシオ(著)、中井はるの(訳)

ワンダー Wonder

ワンダー Wonder

 
もうひとつのワンダー

もうひとつのワンダー

 

個人的にもうひとつのワンダーに描かれているという

前作でいじめっこの側であるジュリアンのお話に興味がわきました。

自分だったら誰に近いだろう?そこから自分の見たくない一面も見えてきそうな…

考えさせられそうなお話です。青少年読書感想文の課題図書。

 

໒꒱「すきなひと」桜庭一樹(著)、嶽まいこ (イラスト)

໒꒱「すきっていわなきゃだめ?」辻村深月(著)、今日マチ子 (イラスト)

恋の絵本 (1) すきなひと

恋の絵本 (1) すきなひと

 
恋の絵本 (2) すきって いわなきゃ だめ?

恋の絵本 (2) すきって いわなきゃ だめ?

 

紹介者の方が「好きな人を待つ時の、ドキドキ感とかワクワク感」、

と仰っていて、恋ってなに?好きになるってなんだろう?のような

読むと自分の恋愛観や結婚観について考えさせられそう。

ナンバリングがあるように、今後も刊行予定だそうです。

 

໒꒱「砂金」西條八十

砂金 (愛蔵版詩集シリーズ)

砂金 (愛蔵版詩集シリーズ)

 

大正時代に出版された西條八十の詩集の復刊本。

とても美しい装丁で目を引かれる一冊です。

トミノの地獄”という、紹介者の方が詩を読むきっかけになったという一遍が入っています。

この一遍だけ探して読んでみたのですが、

内容的にはどう捉えるべきなのか難しいのですが、、

自分の感覚として言葉などがショッキングであり、

仄暗い美しさもどこかに潜んでいるような…少し怖い不思議な詩でした。

 

໒꒱「ツァラトゥストラかく語りき」ニーチェ(著)、佐々木中(訳)

ツァラトゥストラかく語りき (河出文庫)

ツァラトゥストラかく語りき (河出文庫)

 

 新訳のツァラトゥストラ

「未来には希望がある」など、言いたいことは一貫しているという点が興味深く

実は何度も挫折しているので😅、こちらの訳で手に取ってみようかと思います。

第1回目の読書会でもこちらの本が紹介されまして、

読む人を魅了してならない何かがこの本にはありそう。

 

໒꒱「実行力 結果を出す「仕組み」の作り方」橋下徹

໒꒱「十二国記 華胥の幽夢」小野不由美

華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫)

華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫)

 

十二国記も国を立て直していくお話が多いので、

こちらの二冊、政治や国とはという話と絡めてご紹介いただきました。

「批判することは事をなすことではない」というコメントが心に残りました。

十二国記を読んでいる参加者の方が多く、

今度18年ぶりに新作が出るとのことなので、自分も読み返したくなりました!

 

໒꒱「さあ、気ちがいになりなさい」フレドリック・ブラウン(著)、星新一(訳)

さあ、気ちがいになりなさい (ハヤカワ文庫SF)

さあ、気ちがいになりなさい (ハヤカワ文庫SF)

 

とてもキャッチーなタイトル!

ショートショートで、どんでん返しがあったり、ブラックユーモアな印象でした。

一遍内容をご紹介いただいたのがすごくおもしろかったので、

是非文章でも楽しみたいと思いました。

翻訳が星新一さんということでも気になります!

 

໒꒱「彼方のアストラ」篠原健太

彼方のアストラ 1 (ジャンプコミックス)

彼方のアストラ 1 (ジャンプコミックス)

 

全5巻でマンガ大賞受賞作。

SF、学園、ラブコメ、サスペンスと幅広くかなり楽しめそう。

宇宙をサバイバルする感じでしょうか…!?

 

໒꒱「いつまでもショパン」中山 七里

いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 

前2作にも作曲家の名前が入っていることもあり気になっていました!

紹介者の方いわく、3冊目が一番良かった!とのこと。

主人公が天才ピアニストで、演奏の描写なども気になります。

読むとタイトルの意味が分かるとも仰っていました。

 

໒꒱「AX」伊坂幸太郎

AX アックス

AX アックス

 

章タイトルがA,B,C…とアルファベットで始まる言葉になっていて

見るとDが抜けているのですが、最後まで読むとDのない理由が見えてくるのだそう。

主人公は殺し屋なのですが、とんでもない恐妻家というのがなんだか笑えました(笑)

 

໒꒱「序破急京極夏彦

虚実妖怪百物語 序/破/急 (角川文庫)
 

こちら、これまで紹介してきていただいた本の中で

間違いなく一番分厚い本です(笑)その項なんと1400…!

1000ページ過ぎるまで話が動かない(!)のだそうですが、

そこからの展開が最高に面白いそうです。

どんどん読めちゃう感じなのかなと思うのですが、

その前に腕が音を上げそう(笑)

 

໒꒱「時計坂の家」高楼方子(著)、千葉史子(絵)

時計坂の家 (福音館創作童話シリーズ)

時計坂の家 (福音館創作童話シリーズ)

 

主催紹介本。

夏休み、主人公のフー子は汀館のおじいさんの家で暮らすことになります。

そこで不思議なことに巻き込まれていくのですが…

内容的にはとてもファンタジーで、ただ明るいファンタジー

というのではなく、ミステリー要素もあり読んでいてドキドキします。

紹介は全然まとまり切らずで、なんだかわかりにくくなってしまったなあと…

またいつか再チャレンジしたいと思います。

 

以上になります!

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(この厚みを強調せずにはいられない…)

 

後半のレポートに続く!(しばらくお待ち下さい😂)

夢想読書会さん参加レポート

こんにちは。風町読書会のMIKUです。

7月27日は武蔵境駅近くで行われている

”夢想読書会”さんに参加してきました😊

(Twitter夢想読書会 (@musoudokushokai) | Twitter)

実は2度目の参加で、前回は今年の3月でした。

 

場所は駅からほど近いカフェ、Ond craft food+さんです。

こだわりの食材を使ったオシャレなカフェです。

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暑い日だったのでソフトクリームが食べたくなり、

静岡の農場のミルクを使っているというこれまたこだわりのソフトをいただきました。

ミルク感が濃厚で大変おいしかったです😍

 

はじめに自己紹介、それから本の紹介という流れで、

紹介の仕方が、紹介した方が次に紹介を聞きたい本を指定(指名?)するというスタイル。

先に紹介する本がオープンになっているのも面白いなあと思いました。

気になった本をピックアップ!

 

◎「くらべる時代 昭和と平成」おかべたかし(著)、山出 高士(写真) 

くらべる時代 昭和と平成

くらべる時代 昭和と平成

 

 昭和と平成で変わったもの、その変遷を写真を並べてひと目で比較して見られる

というとってもおもしろそうな本でした!

表紙のオムライスの形も、ああ〜なるほど!という感じで

他にもガムや車などなど、確かに変わったなあと、

とにかくひとつひとつ楽しんで見られる本でした。じっくり読みたいですね。

 

◎「東京ポートレイト」鬼海弘雄

東京ポートレイト

東京ポートレイト

 

こちらはモノクロの写真集。

浅草で、写真家の鬼海弘雄さんが声をかけた

個性的な人々のポートレイトが並んでいます。

紹介者の方が、これを見てるともっともっといろんな人に興味を持ちたいと思う、

と仰っていたのがとても印象的でした。

 

あと小野不由美さんの「残穢」「鬼談百景」、

昔どちらも読んでいたのですがすっかり記憶がなく…

紹介を聞きながら少し記憶が呼び戻されて、

夏だしまた読んで見ようかなあと思いました。

他の方からはゲーム、アニメのシュタインズゲートのあらすじを聞いて

ものすごーく興味が湧いたので、こちらもアニメを視聴してみよう…! 

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主催の方がとてもおっとりと穏やかな方で、

今回もすごく安心して本のお話ができました😊

楽しい時間をありがとうございました!

 

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終了後はそのまま食事をご一緒させていただきました♪

こちらのカフェではクラフトビールを作っているようで、

気になってもいたしせっかくなのでいただいて参りました✨

ご飯も優しいお味で、ビールもおいしく、あっというまに平らげてしまいました笑。

 

レポートは以上になります!

また機会があれば参加したいです〜🌟 

第6回 風町読書会まとめ

じめじめとした日が続いていますね☔

そのおかげか7月に入っても比較的涼しいのはありがたいですね😊

そんなかんじで、第6回読書会のまとめになります!

(まとめが遅くなり申し訳ありません😓)

 

今回の会場は初回からお世話になっているBearsTableさんで行いました。

参加者は主催者含め、男性3名、女性4名の計7名、

初参加の方が1名という構成でした。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました✨

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ラミネートされました笑。

この日も綺麗なお花が活けられており、いつも読書会に彩りを与えてくれます🌼 

 

今回はテーマフリーでした。

以下紹介された本です📚

 

໒꒱「ニューヨーク公共図書館」映画パンフレット

タイトルは聞いたことがありましたが、どんな内容かはまったくの無知で…

てっきりフィクションの物語かと思いきや、ドキュメンタリーだったのですね!

ナレーションも音楽もなし、図書館でどういう活動をしているのかを

ありのままに写している映画だそうです。

 

໒꒱「BOOKMARK」フリーペーパー

海外の小説の書評が書かれたフリー冊子。

見かけたことがあるようなないような…

現在14号まで出ており、今度本として出版されるそうです。

 

໒꒱「マジカルグランマ」柚木麻子

マジカルグランマ

マジカルグランマ

 

直木賞ノミネート作品。

75歳の元女優というおばあちゃんが主人公。

楽しく読めるが、弱い立場の人にも焦点を当てた作品だそうです。

マジカルニグロ、という言葉を初めて知りました。

(気になる方は調べてみてね!)

 

໒꒱「マイナス・ゼロ」広瀬正

広瀬正・小説全集・1 マイナス・ゼロ (集英社文庫)

広瀬正・小説全集・1 マイナス・ゼロ (集英社文庫)

 

星新一ショートショートを長くしたような、と聞いて

星新一ショートショートが好きな私は大変興味をそそられました。

SFだけれど時代は戦時中という設定で、ノスタルジーを感じられるそうです。

 

໒꒱「ツィス」広瀬正

ツィス(広瀬正小説全集2) (集英社文庫)
 

耳鳴りがする…という人が現れ始め、それがだんだんと

人々の生活に大きな影響を及ぼしてくる。

耳鳴りのレベルが1〜6まであり、なんだかパニック映画的な

怖い印象でした。怖いけど…気になる…

(ツィスというのはドイツ語で不協和音のことだそうで、

音楽やってる人ならわかると思いますが…という紹介者の方の言葉に

学生の頃共に音楽を学んだ私と友人が目を合わせて首をかしげるという…笑)

(ふたりとも知りませんでした笑)

 

໒꒱「人間に向いてない」黒澤いづみ

人間に向いてない

人間に向いてない

 

なかなかショッキングな表紙に、内容もなかなかショッキング。

異形のものになってしまうという奇病が流行り

自分の子供が異形のものに変わったらどうするか、愛することができるのか。

難しい、深いテーマを扱った作品。

 

໒꒱「奇想と微笑―太宰治傑作選」森見登美彦(編集)

奇想と微笑―太宰治傑作選 (光文社文庫)

奇想と微笑―太宰治傑作選 (光文社文庫)

 

 作家の森見登美彦さんが選んだ、太宰治の物語たち。

太宰治というと自分は人間失格だとか暗いイメージが強いんですが、

ユーモアあふれる作品を選ばれているようです。

読むと太宰治の印象が変わりそうですね。

 

໒꒱「かくしごと久米田康治

こちらは漫画本のご紹介。青い表紙がとても綺麗ですね。 漫画家と一人娘のお話です。

巻頭と巻末にカラーページの漫画が毎巻あって、

大きくなった娘のお話がカラーページだけで進んでいくのだそうで、

それがちょっとミステリー的な謎がある感じらしく、とても気になりました。

 

໒꒱「マンザナの風にのせて」ロイス・セパバーン (著), 若林 千鶴 (翻訳), ひだか のり子 (イラスト)

マザンナの風にのせて (文研じゅべにーる)

マザンナの風にのせて (文研じゅべにーる)

  • 作者: ロイスセパバーン,ひだかのり子,Lois Sepahban,若林千鶴
  • 出版社/メーカー: 文研出版
  • 発売日: 2018/06/30
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

戦時中のお話で、日系アメリカ人の主人公。

強制収容所へ連れて行かれ、ショックで失語症になってしまいます。

紹介のお話で印象的だったのは、収容所でも日本人はお盆などの行事をしっかりやっていたそうで、、収容所という場所だったからこそ、なのかもしれませんね。

 

໒꒱「夜と霧」ヴィクトール・E・フランクル(著)

夜と霧 新版

夜と霧 新版

 

収容所繋がりで持ってきて下さいました。

以前読書会で紹介されたことがあり、その紹介からこの本を手にとったそうです。

私も昔に読みましたが、もう一度読みたくなりました。

(素晴らしい内容だったとしか記憶が…^^;)

 

໒꒱「クロストークコニー・ウィリス(著), 大森望(翻訳)

SFのラブコメで、携帯会社で働く20代の女性が主人公。

脳の手術で恋人と一緒に感情を共有するはずが、

なんと別の人とつながってしまいます(!)

感情を共有って自分なら恐ろしくてできなそうです😳

恋人との関係や、つながった人とどうなるのか気になりますね。

 

໒꒱「天の光はすべて星」フレドリック・ブラウン(著), 田中融二(翻訳)

天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4)

天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4)

 

60歳くらいの男性が、木星へ行くという夢に向かって様々な努力をします。

最後は果たしてどんな結果になるのか…紹介者の方が最後のシーンが印象的だったと仰っていました。

うまく伝えられませんが、読むと泣いてしまいそうな気がします…。

 

໒꒱「キス・キス」ロアルド・ダール(著), 田口俊樹(翻訳)

キス・キス (ハヤカワ・ミステリ文庫)

キス・キス (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

ロアルド・ダールといえば児童書作家、ですがこれは完全に大人向け!

短編集ですが、かなりブラックユーモアな内容のようです。

章のタイトルがもうブラック…Amazon詳細で見れますのでぜひ見てみて下さい(笑)

 

໒꒱「煌夜祭」多崎 礼

煌夜祭 (中公文庫)

煌夜祭 (中公文庫)

 

海の水で人が死ぬ、というぞくぞくするような設定の世界のお話。

多くの島が点在していて、島には一人魔物がいる。魔物は冬至の日に人を食べてしまうが、語り部の語る話を聞くと食べなくなる…人の代わりに物語を食べるような感じでしょうか。

2回目に読む時がとてもおもしろいんだそうです。

実は以前から気になっていた本なので、紹介が聞けて嬉しかったです。

 

໒꒱「どすこい」京極夏彦

どすこい。 (集英社文庫)

どすこい。 (集英社文庫)

 

すみません、紹介聞きながらめちゃくちゃ笑ってしまいました(笑)

簡単にいうとひたすらデブが出てくる。食傷気味なくらいデブばかり。

いろんな有名な著書のタイトルをもじった短編集。

(すべてがデブになる…など)

アクが強く一気読みはおすすめしない、とのことです(笑)

 

໒꒱「この庭に―黒いミンクの話」梨木香歩

この庭に―黒いミンクの話

この庭に―黒いミンクの話

 

主催紹介本。ミケルという子供の見た夢のお話。

女性がアルコールに浸りながら、オイルサーディンを食べ体の中にオイルサーディンを泳がせながら、雪深い街で暮らしている。そこに一人の少女が現れる。

なんとなくこれは心象風景を描いた作品なのかな、と思いました。

また改めてブログで紹介したいところ…。

 

 

໒꒱「さめない街の喫茶店」はしゃ

さめない街の喫茶店

さめない街の喫茶店

 

前回の読書会に参加してくださった方が出店していた

一箱古本市で購入させていただいた漫画本です。(ありがとうございました!)

こちらも主人公の女性が現実世界では眠った状態でして、

夢?なのか、ルテティアという街の喫茶店で働いています。

とにかく食べ物が美味しそうに描かれていて、簡単なレシピもついているので

これは…作ってみたいぞ…じゅるり。

ナンバリングがないのですが、どうやら続いているようです。

 

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以上になります!

テーマフリーでしたがほぼ小説という内容の回になりました😳

うちの読書会では特に冊数制限を設けていないので、

7名とはいえ並べるとかなりボリュームがありますね✨

ボリュームといえばこちら↓

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京極夏彦さんのご本のボリュームがすごいという話。(中央奥)

手前左のクロストークもなかなかの厚みです(しかも中は二段構成)

 

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そして今回から紹介時間のタイマー代わりに

砂時計を使ってみることにしました⏳

(参加者の方にご提案いただいて、採用させていただきました♪)

自分も紹介する時に残り時間の目安になっていいなと思いましたので

今後もこのスタイルでいってみようと思います🌟

(とはいえ時間管理は私自身アバウトなところがあるので笑、

多少オーバーしたり短かったりは問題なしです^^)

見た目もかわいいですしね⏳✨

 

終了後は自由参加でそのままみなさんと食事へ。

(自由参加でしたが、出席率100%でした😁ありがとうございます!)

主催のおすすめのもつ焼き屋さんへご案内したかったのですが、

なんと珍しくお店がお休みで…残念😂

そんなわけで会場近くのごはん屋さんへ。

ナポリタンや特大ハンバーグなどこれまたボリューム満点の食事で、

とっても美味しかったです♪

お話も、本、映画、今回はゲームの話までと大変盛り上がりました✨

 

さて次回は7月28日(日)を予定しております!

時間や詳細は未定ですので、決まり次第告知・募集させていただきますね。

どうぞお楽しみに!

第5回 風町読書会まとめ

こんにちは😊

2019年6月8日(土)、第5回風町読書会開催しました♪

今回は少人数ということで、

参加者は主催者含め、男性2名、女性3名の計5名でした。

はじめての方が3名、お一人は紹介型の読書会は初めてとのこと!

少人数ならではのじっくりと語り合える贅沢な時間になったかと思います。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました✨

 

今回の会場は、浅草かっぱ橋道具街近くの古民家リノベーションカフェ、

「Café Otonova」さんで行いました♪

www.cafeotonova.net

私も何度かコーヒーをいただきに伺ったことがありまして、

おしゃれで落ち着いた雰囲気のお店です。

かっぱ橋道具街から路地を入ったところにあるため、

静けさがとても良いのです…♪

 

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 (くしゃっと感…今度ラミネートしよう。)

 

今回テーマは女性作家限定でした。

以下ご紹介いただいた本です。

 

໒꒱「ダロウェイ夫人」ヴァージニア・ウルフ、丹治 愛(訳)

ダロウェイ夫人 (集英社文庫)

ダロウェイ夫人 (集英社文庫)

 

タイトルは知っていたのですが、どんな内容なのかはまったく知らなかったです。

ダロウェイ夫人がパーティーを開く日、その一日だけで構成されたお話のようです。

ぱらぱらと見せていただきましたが、一切行間がないことに驚きました。

 

໒꒱「かわいいウルフ」文芸同人誌

woolf.ofuton.in

こちらはヴァージニア・ウルフのファンブックとして発行された文芸同人誌。

下記の写真を見てただくとわかるかと思いますが、すごく立派なご本でした。

たくさんの方がヴァージニア・ウルフについて語ったり対談したり、

とにかくもりだくさんな内容みたいです。

中も飾り絵が綺麗で、コレクションとしても欲しくなってしまいました。

 

໒꒱「野の花えほん」前田まゆみ

野の花えほん 春と夏の花

野の花えほん 春と夏の花

 

野に咲いている花の紹介をしている絵本。

繊細であたたかい野の花々の絵が素敵でした。

持ってきていただいたのは春夏バージョンで、秋冬のもあるようです。

 

໒꒱「月の満ちかけ物語」前田まゆみ

幸せを引き寄せる 月の満ちかけ物語

幸せを引き寄せる 月の満ちかけ物語

 

月の満ちかけや月の名前が優しく書かれた絵本。

野の花の本もそうでしたが、とにかく絵がとてもかわいらしくてあたたかいです。

最近出たばかりのようで、巻末に見やすい満ち欠けカレンダーがありました。

 

໒꒱「恋」小池真理子

恋 (新潮文庫)

恋 (新潮文庫)

 

紹介者の方が、直木賞作品の中でも一押し、ダントツでよかった!ということで、

そこまで言わしめるこの本…とても気になりますね…!

恋というタイトル通り恋愛小説ではあるのですが、

サスペンス、ミステリーの要素もうまく組み込まれた作品のようです。

 

໒꒱「孤狼の血柚月裕子 

孤狼の血 (角川文庫)

孤狼の血 (角川文庫)

 

1963年の広島が舞台の、警察とヤクザのお話。

新人刑事とベテラン刑事の二人が主人公で、ベテラン刑事の方がなかなか際どい捜査をしたりともはやヤクザのような人だそうです。

広島弁で書かれているそうで、リアリティと迫力がありそう。

女性作家の方ですが、かなりハードボイルドな感じらしいです。すごいなあ。

 

໒꒱「ウサギ目社畜科」藤沢カミヤ

ウサギ目社畜科 1 (ヤングジャンプコミックス)

ウサギ目社畜科 1 (ヤングジャンプコミックス)

 

タイトルのパンチがすごい…!笑

月の世界で餅を作り続ける社畜だったウサギが地球にやってきて 

同じく社畜のサラリーマンと暮らすお話…だそうです。

ウサギは働かないと死ぬという設定がまた面白いなあと思いました。

 

໒꒱「打ちのめされるようなすごい本」米原万里

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

 

ロシア語の同時通訳者だったという、米原万里さんの書評本。

彼女のあたたかな文章の書き方がとても良いのだそうで、

しかも紹介されている本も多岐に渡っているのが興味深かったです。

 

໒꒱「嘘つきアーニャの真っ赤な真実米原万里

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

 

上と同じく米原万里さんのご本です。

シベリアでの学生時代から30年、かつての友人を探して旅をする…

タイトルとあらすじを聞くとフィクションかな?と思ってしまったのですが、なんとノンフィクション。3部構成で、3人の友人のお話になっているようです。

 

໒꒱「クローディアの秘密」E.L.カニグズバーグ、松永ふみ子(訳)

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

 

主催の紹介本。

クローディアとジェイミー姉弟が家出をするという話。

家出先はなんと、メトロポリタン美術館

家出を通してクローディアが成長していく姿に感動します。大好きな本です。

 

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໒꒱話題に上がった本(一部)

「オーランドー」ヴァージニア・ウルフ

「ルーヴルの猫」松本大洋

ベトナム犬の街かど」新美敬子

思い出のマーニー」ジョーン・ロビンソン

ネクロポリス恩田陸

 

いつも紹介していただく順番に悩むのですが…

参加者の方から「誕生月順でやっているところがあった」

という情報をいただきまして、その場で採用させてもらいました(笑)

終了後はそのままオトノヴァさんで、主催含め4名で食事をしました♪

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レモンとアスパラ、イカに明太…とてもおいしかったです😍

毎度会場や会の様子とかお料理などの写真をもっと撮ろう…

と思っているのですが、いつもうっかり忘れてしまいますね😅

 

風町読書会も5回目を終え、こうして続けていけているのも

ひとえに参加者のみなさんのおかげだなあとしみじみ…

参加してくださっているみなさん優しくて穏やかな人ばかりで、

みなさんに会を作っていただいているのだなあと感じます。

いつも本当にありがとうございます😊✨

これからも本がくれるご縁を大切に、会を続けていきたいと思います🍀

 

さて次回は6月23日(日)15時からです。

すでに満席となっておりますが、ご興味のある方

次回以降ご参加お待ちしております♪

読書会が初めて!という方にも安心して楽しんでいただけるような会を目指しておりますので、読書会デビューもぜひ!お待ちしております😆

(ちなみに7月は27日か28日を予定しています。)

 

それではみなさま、梅雨のじめじめした季節も

梅雨の似合う本を読む、雨の描写のある本を読む、などなど

読書のムード作りに使っていっちゃいましょう😁

第4回 風町読書会まとめ

こんにちは😊

2019年5月26日(日)、第4回風町読書会開催しました♪

参加者は主催者含め、男性4名、女性4名の計8名でした。

はじめましての方が2名、お一人は読書会が初めてのとことで、

いらしていただけて嬉しかったです✨

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

さて今回の読書会の会場は、いつも使わせていただいているBearsTableさん

…ではなく、田原町駅近くにある書店

Readin' Writin' BOOKSTOREさんの

中二階お座敷をお借りしての開催でした。

ウェブサイトはこちら⇨(http://readinwritin.net/

本屋さんという空間で行う読書会、とても憧れだったので

快くスペースを貸してくださった店主の落合さんには

本当に感謝感謝です。ありがとうございました🌟 

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うっかりカバンの中でくしゃっとなってしまった読書会カード(ショック)

用意しましたお菓子は

GWに広島、高知へ行った時に買っておいたご当地のものと、

ルマンド大人のきのこの山たけのこの里でした。

(戦争が起きるのでどちら派が優勢だったかは秘密です)

それと、参加者の方がフィナンシェを持ってきてくださいました💓

ありがとうございましたー!

 

はじめての試みとして、今回は小説限定で行いました。

紹介された本はこちらになります。

 

໒꒱「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」町田 そのこ

夜空に泳ぐチョコレートグラミー

夜空に泳ぐチョコレートグラミー

 

໒꒱「1ミリの後悔もない、はずがない」一木けい

1ミリの後悔もない、はずがない

1ミリの後悔もない、はずがない

 

どちらも「女による女のためのRー18文学賞」受賞作。

人間の葛藤など、人間心理の描写がうまく、感情がリアルな作品とのこと。

チョコレートグラミー、なんだか美味しそうな名前ですが、なんと熱帯魚の名前。

山峡を水槽に例えた、そんな場所が舞台なんだそうです。

 

໒꒱「ライ麦畑でつかまえて」J.D.サリンジャー野崎孝(訳)

໒꒱「キャッチャー・イン・ザ・ライ」J.D.サリンジャー村上春樹(訳)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

  
キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)

キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)

 

翻訳者が存命の内は新訳はタブーということだったが、

村上春樹がその常識を崩して、その後様々な新訳が出されるようになった、

というお話が大変興味深かったです。

紹介者の方は、昔野崎孝訳を読んでいたこともあったせいか

今読んでも野崎孝訳の方にドライブ感があって良かったと感じられたそうです。

 

໒꒱「レディ・ジョーカー高村薫

レディ・ジョーカー〈上〉

レディ・ジョーカー〈上〉

 

グリコ・森永事件をモチーフに書かれた作品。

私はこの事件自体名前を聞いたことがあった程度なのですが、

未解決事件なんですね…ここから着想を得たということでとても気になります。

犯人の心理描写が細かく、著者は実際の現場にいたのでは?!

とさえ思うようなリアリティがあるそうです。 

 

໒꒱「この闇と光」服部まゆみ

この闇と光 (角川文庫)

この闇と光 (角川文庫)

 

主人公は目の見えない幼い少女で、

どこかお城のような場所で軟禁状態にある様子。

紹介を聞きながら、なんだか怖くてすっきりしない感じにゾワゾワしました。

前半で謎が散りばめられ、後半で一気に伏線が回収されていくとのこと。

ゴシックで耽美な雰囲気で、解説は皆川博子さん。 

 

໒꒱「夏への扉」ロバート・A.ハインライン福島正実(訳)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

 

よく書店で見かけて気になっていた、有名なSF小説

お人好しな主人公が、友人と恋人に裏切られ一度どん底に落ちてしまうのですが…

とっても前向きな主人公らしく、

読んだあとは爽やかで明るい気持ちになれるそうです(^^)

 

໒꒱「恋文の技術」森見登美彦

([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫)

([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫)

 

能登半島に住む主人公(京都の大学生)が、

いろんな人に手紙を出して、その送った手紙の内容のみで構成される小説。

好きな人に当てた手紙は何度も失敗し、なかなか出せないんだそうで

ちょっと微笑ましいですね♪恋の行方も気になる作品。

 

໒꒱「魔法使いハウルと火の悪魔」J.D.サリンジャー、西村醇子(訳) 

ハウルの動く城1  魔法使いハウルと火の悪魔 (ハウルの動く城 1)

ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔 (ハウルの動く城 1)

 

スタジオジブリ作品「ハウルの動く城」の原作小説。

私も読みましたが、映画とは全然違った内容になっていました。

著者の作品は伏線回収が面白いものが多いそうです。

 

໒꒱「図書館の魔女」高田大介

図書館の魔女(上)

図書館の魔女(上)

 

異世界ファンタジーもので、メフィスト賞受賞作。

主人公たちが図書館の知識を使って他国と対抗する、

言葉が重要となってくる作品のようです。

作者が言語学者らしく、言語についてのいろいろな豆知識も出てくるようで

その部分も面白そうだなと思いました。

 

໒꒱「椿宿の辺りに」梨木香歩

໒꒱「f植物園の巣穴」梨木香歩

椿宿の辺りに

椿宿の辺りに

 
f植物園の巣穴 (朝日文庫)

f植物園の巣穴 (朝日文庫)

 

梨木さんの新刊が出ていたなんて!

私はどちらも未読なのですが、新刊は「f植物園の巣穴」の

孫の代のお話なのだそう。

梨木香歩さんの作品は、自然との向き合い方…自然との関わり、

自然と自分、そういったことを感じさせてくれる気がします。

 

໒꒱「箪笥のなか」長野まゆみ

箪笥のなか

箪笥のなか

 

主催の紹介本でしたが、うっかり時間配分を間違えて

ほとんど紹介できずに終わってしまいました…笑。

(自分の持ち時間がなくなるのは主催者あるあるみたいです笑)

主人公の女性と、第六感の働く弟(妻子持ち)の

身の回りに起こる不思議なことを淡々と描いた作品です。

不思議なことが起こってるのに、登場人物みんな

どこか当たり前のことのように受け取っているので、

全編通して静かな作品だなあと感じます。文章が美しいです。

 

໒꒱話題に上がった本(一部)

「負け逃げ」こざわたまこ

マークスの山高村薫

「一九八四」ジョージ・オーウェル

あなたの人生の物語テッド・チャン

「あん」ドリアン助川

有頂天家族森見登美彦

ナイン・ストーリーズサリンジャー

フラニーとズーイサリンジャー

 

以上です。

今回からは一言コメントにしよう…と思いながら、

結局いろいろ書いてしまいました笑。

ハウルを紹介してくれた私の友人は、

他の方のサリンジャーの紹介を聞いてハウルの紹介もそこそこに、

サリンジャーに対する熱い想いを語ってくれました。

本当に好きという気持ちが伝わってきて、なんだか引き込まれちゃいましたね。

そして書店での開催ということもあって、

やはりさすが本好きのみなさま、

終了後に本を購入される方がちらほらいらっしゃいました♪

(紹介されていた本を見つけて買われていた方も!)

 

それと4回読書会を開いてきて、不思議なことに当読書会では

森見登美彦さんのお名前が毎回必ず上がります😁

森見さん好きが集まりやすい読書会なのか…?!

特に第2回の時の紹介本「熱帯」は

読書会がストーリーの中に出てくるということで気になっています。

ということで、主催の私ももう少し森見さん作品に親しんでおこうと思います✨

(ちなみに私、読んだ中では「きつねのはなし」がお気に入りです)

 

長くなりましたが今回はこの辺りでレポート終了です😊

次回6月8日(土)、その次は6月23日(日)です。

8日は満席ですが、23日は近日中に募集開始予定です。

みなさまのご参加心よりお待ちしております🍀

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