風町読書会

のんびりゆったり。”あこがれ”を大切に。

第9回 風町読書会まとめ【後半】

はい!大変長らくお待たせいたしました!!😭😭

後半のまとめ記事となります。すみません…

今後は溜めることのないよう計画的に記事を書きたいです💦

 

さて、後半の会場は読書家さんの間で噂に名高いバー、

Bar Bookshelffさんで行わせていただきました🍸

Bar Bookshelffさんは、「本の話をするバー」をコンセプトに

今年5月に上野にオープンされた、どちらを向いても本に溢れたとてもおしゃれで素敵なバーです。

6月に初めてお邪魔した時からいつかこちらで読書会ができたらいいな〜と思っていたのですが(初めてお邪魔した時からマスターにもやりたいですと言っていたのですが笑)、今回ようやくお願いをしたところ快くオーケーをいただけまして、開催する運びとなりました。

本に囲まれたクラシックな空間で、美味しいお酒をいただきながら本の話をする…

そんな素敵すぎる経験をさせていただき、本当に感謝感謝です。

マスター、そしてご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

また是非機会を見つけてできると嬉しいなと思っております(^^)

 

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後半は女性4名、男性2名の合計6名で行いました。

みなさん思い思いのドリンクを注文し(飲まれない方はノンアルコール)、

だんだんとアルコールでほぐれてゆくのか、とても楽しくお話することができました😊

というわけで、後半で紹介された本です📚

テーマは「お酒」または「夜」です!

 

໒꒱「蜜蜂と遠雷恩田陸

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

 

最近映画にもなったこちらの本、タイトルだけは知らない方はいないのではないでしょうか…?!

ピアノコンクールに挑む少年少女たちの物語。これまで読んだ方の感想もいろいろと聞いてきましたが、とても熱量があり引き込まれるような、一緒に波に飲まれていくような、そんな一冊のようです。いつか読みたいです…。

 

໒꒱「十六夜荘ノート」古内一絵

十六夜荘ノート (中公文庫)

十六夜荘ノート (中公文庫)

 

イギリスの大叔母から、遺産として十六夜荘という家を相続したサラリーマンの主人公。

戦時中の話、現代の話が入り混じり、徐々に大叔母の人生が繋がってくる…。

タイトルの十六夜荘という響きがとても素敵ですね。

 

໒꒱「活発な暗闇」江國香織(編集)

活発な暗闇 新装改訂版

活発な暗闇 新装改訂版

 

こちらは江國香織さんが選んだ、様々な詩の本です。

詩の世界に初めて触れる方に良さそうだなと感じました。

私もあまり詩を読まないので、良いとこ取りなこの一冊、読んでみたいです。

 

໒꒱「ネコヅメのよる」町田尚子

ネコヅメのよる

ネコヅメのよる

 

こちらは絵本のご紹介。このキャッチーな表紙、短いので紹介者の方が朗読して下さったのですが、中の絵も猫がいっぱい!一度見たら忘れられません。

猫の爪のような月の晩の、不思議なお話。

 

໒꒱「ひとり飲みの女神様」五十嵐雄策

ひとり飲みの女神様 (メゾン文庫)

ひとり飲みの女神様 (メゾン文庫)

 

こちらの本、国立にある本屋さんの選書で読まれたそうです!

OLが金曜日の夜、一人飲みに繰り出すのですが、その様子を描いた作品。

お話を聞いているだけで美味しいものと美味しいお酒をいただきに行きたくなる…グルメな本という印象でした🍶

 

໒꒱「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」村上春樹

もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)

もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)

 

お酒のテーマにぴったりな本をお持ちいただきました。

こちらは村上春樹さんがイギリスのウィスキーの蒸溜所を巡る旅のエッセイ。

いろいろなウィスキーが登場しますが、マスターがその登場するウィスキーをどんどんカウンターに並べて下さったのがさすがでした😳

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(こちらの本に出てきたウィスキーたち)

 

໒꒱「アフターダーク村上春樹

アフターダーク (講談社文庫)

アフターダーク (講談社文庫)

 

これまで風町読書会で村上春樹の本が紹介されることはなかったのですが、

さすがバーでの開催なのか、2冊目の登場です(笑)

こちらは夜がテーマの本で、一夜の出来事を描いた物語になります。

昔読んだのですが、まったく内容を覚えていなくて愕然としました…結構好きだった気がするのですが…

この前後の村上春樹談義がとても面白かったですね😁

 

໒꒱「少女外道」皆川博子

少女外道 (文春文庫)

少女外道 (文春文庫)

 

紹介者の方も仰っていましたが、皆川博子さんの文章の美しさの話は各所で耳にしますね。

こちらはホラーの短編集ということですが、とても耽美な恐ろしさがある…そんなイメージでした。

 

໒꒱「今夜、すべてのバーで」中島らも

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

 

主催紹介本。お酒がテーマの本に困って、マスターに何か良い本はありませんかと聞いて教えていただいたのがこちらの本でした。作者の中島らもさんの実体験をもとに書かれているようです。

アルコール中毒になった主人公が入院したところから物語が始まります。

なぜアルコール依存になってしまうのか、アルコールのもたらすもの、幻覚、人間関係…どれもがリアルで、かなり引っ張られてしまう本でした。

 

 

以上になります!

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今まで女性作家限定や小説限定といった縛りの読書会は行ってきましたが、

今回のように抽象的なテーマで読書会をするのも、みなさんがどのような本を選ばれるのか、どう絡めたお話が聞けるのかなどが面白くてとても楽しかったです。

また別のテーマでもいろいろとやってみたいなあと思います!

ありがとうございました😊✨

 

次の記事は、先日合同で行いました彗星・風町読書会のまとめとなります!

こちらも日が経ってしまっていて申し訳ないです😢

 

11月も土日になかなか時間が取れず、普段の風町読書会はお休みとなりそうです;

また次回開催が決定しましたら、Twitterやブログで告知してまいりますので、

気長に、そして楽しみにお待ちいただけますと幸いです!

 

それではまたー!