第1回 ゆきまち読書会(仮)まとめ
こんにちは⛄
11月17日(日)に第1回を開催しました、児童書限定の読書会
「ゆきまち読書会(仮)」のまとめ記事になります😊
…いつまで(仮)が付くのか、次回までにはちゃんと名前が決まっているといいのですが(笑)
会場は6月に一度お世話になりました、浅草かっぱ橋道具街近くのカフェ
Café Otonovaさんにて行いました☕
天井から張り出したドライフラワーが、別の世界へと誘ってくれているよう。
(ベンチ側の席に座る時、出る時にはもれなくぶつかります笑)
今回は女性限定ということで自分含め女性6名で行いまいした🌼
はじめましての方、お久しぶりの方、おなじみの方、読書会が初めてという方…
いろんな方に集まっていただき、和気あいあい、とても華やかで楽しい時間となりました♫
少人数で児童書に限られていたこともあって、もうね、どんどん話が広がっていきましたね!
Aという本について話せば、自然とBという本の話に発展する…
そうして繋がっていくのがとても興味深くて面白かったです。
時間が足りないくらいでしたね😂
改めてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
以下はご紹介いただいた本になります。
໒꒱「ガラスの大エレベーター」ロアルド・ダール(著), クェンティン・ブレイク (イラスト), 柳瀬 尚紀(翻訳)
こちら、「チャーリーとチョコレート工場の秘密」の続編に当たる作品。
エレベーターに乗ったら上へ上がりすぎちゃって宇宙に飛び出しちゃった!
という紹介を聞きながら、もうおもしろくってかわいくってたまりませんでした(笑)
໒꒱「おばけ桃が行く」ロアルド・ダール(著), クェンティン・ブレイク (イラスト), 柳瀬 尚紀(翻訳)
同じくロアルド・ダールの作品。一人ぼっちの少年が桃を育てたら、
なんと驚きの大きさに成長しました。どれくらい大きいかというと、
桃に扉があって部屋があって、これまた大きくなった虫たちが住んでいます。
説明を聞くだけで面白くって笑ってしまうのですが、読んだ方が
「おりこうでいい子の話じゃない」「子供は嬉しい」というコメントをしていて
なるほど、ロアルド・ダールの皮肉が光っている作品なのかも…と思いました。
໒꒱「こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉」アーシュラ・K. ル=グウィン (著), ゲイル・ギャラティ (イラスト), 清水 真砂子 (翻訳)
こちらは有名なゲド戦記。その中の2巻を持ってきて下さいました。
なぜ2巻なのかというと、紹介者の方のとても好きなシーンが入っているからだそうです。そのシーンについてお話して下さったのですが、それがとても感動的で熱い想いを感じました…!
ゲド戦記は難しそう、という印象がずっとあったのですが、やはり読んでその感動を体験しなければなあと思いました。
໒꒱「こいぬとこねこは愉快な仲間―なかよしのふたりがどんなおもしろいことをしたか」ヨゼフ チャペック (著), いぬい とみこ (翻訳), 井出 弘子 (翻訳)
見て下さい、このゆるいイラストの表紙、そしてかわいいタイトル(笑)
森のなかで一緒に暮らすこいぬとこねこが人間のやることを真似してやってみるという内容で、床掃除をしてみるという最初の1話を説明してくださったのですが、もう、もう本当にかわいすぎました…!これは癒される本です(確信)
失敗しながらもじゃあこうしてみようというふたり(二匹?)の姿に微笑まずにはいられません。
໒꒱「星の王子さま」サン=テグジュペリ (著, イラスト), 内藤 濯 (翻訳)
言わずとしれた名作、星の王子さま。確かこちらは参加者全員が読了済だったかな…?
読むたびに印象が変わると仰っていましたが、確かにその時々で感じる場所が違ってくるのかも…と思います。私も随分読んでいないので、久しぶりに読んでどのシーンが印象に残るのか体験したくなりました。
໒꒱「ナルニア国物語」C.S.ルイス (著), ポーリン・ベインズ (イラスト), 瀬田 貞二 (翻訳)
紹介者の方が仰っていましたが、おとなになって読むとキリストの受難の物語だと感じるというのが印象的でした。著者のルイスはキリスト教の本も書いていた方なのですね。背景を知って読むのとではまた印象が変わりそうです。
ちなみに持ってきていただいた岩波書店から出ているカラー版はイラストがカラーなので、より物語に浸れそうです!
໒꒱「みどりのゆび」モーリス・ドリュオン (著), ジャクリーヌ・デュエーム (イラスト), 安東 次男 (翻訳)
みどりのゆび、というとイギリスなどでは植物を上手に育てられる人のことを指します。裕福な家庭にうまれ、何不自由なく育った主人公には、その緑の指がありました。少年は花を咲かせて、希望を咲かせていきます。
明るいお話かなと思いきや、両親は戦争で使う大砲を作っていたり、そういう光と影みたいなものを描いた哲学的な作品なのかなと思いました。
໒꒱「長くつ下のピッピ」アストリッド・リンドグレーン (著), イングリッド・ヴァン・ニイマン (イラスト), 菱木 晃子 (翻訳)
紹介者の方が「リンドグレーンは子供の頃遊び死にするくらい遊びまくっていた。作品の中でもそうで、子供がとにかく遊びまくっている」と言っていて、このコメントだけでリンドグレーンという人が好きになりそうです。
ピッピの内容もとにかく前向きで、もう笑っちゃうくらい前向きで(笑)きっと読むと子供心に戻って楽しくなれそうです。
໒꒱「緑の模様画」高楼方子(著)
なんと今回の読書会で唯一の日本の作品です😳
中学生の三人の少女が出会い、不思議な出来事に遭遇し…
物語も面白いのですが、それ以上に春の日差しのようにきらきらとした雰囲気や
少女時代にこういうことあったかも!と思うような、みずみずしい描写が美しい作品です。バーネットの小公女がそこかしこに散りばめられているのも特徴です。
໒꒱「小公女」フランシス・ホジソン・バーネット (著), エセル・フランクリン・ベッツ (イラスト), 高楼方子 (翻訳)
「緑の模様画」の高楼方子さんが翻訳された小公女、セットで持ってきて下さいました✨高楼さん、小公女がお好きなのだなあとしみじみ…
パラパラと拝見しましたが、すごく挿絵が綺麗でした。表紙も大人っぽくて素敵ですよね。
໒꒱「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ (著), 上田 真而子 (翻訳), 佐藤 真理子 (翻訳)
主催紹介本。
重厚な装丁、そして美しい本文の飾りや挿絵…ずっと実家にしまいっぱなしで読んでいなかったこちらの本を、今回読書会に合わせて読んでみました。
この本自体がキーとなって物語に出てくるので、読みながらドキドキでした…少し怖いくらい。私はこの本を読んでいるけど、ということは、あれ、一体どういうことなんだ…?!と、ちょっと経験したことのない読書体験でした。難しいところもあり、うまく説明できなくて残念…いつかリベンジしたい。
以上になります!
どれも一度は読んだことがあったり耳にしたことがあったりするタイトルの作品ばかりで、並べてみると圧巻…ニヤニヤしてしまいましたね😁ほぼほぼ翻訳本だったのもなんだか不思議でした。
ありがとうございました💕
児童書読書会、来年1月か2月辺りに第2回も開催するつもりでおります😊
今度は課題本になるかも…?という感じですが、
みなさまのお越しを心よりお待ちしております♫