第4回 風町読書会まとめ
こんにちは😊
2019年5月26日(日)、第4回風町読書会開催しました♪
参加者は主催者含め、男性4名、女性4名の計8名でした。
はじめましての方が2名、お一人は読書会が初めてのとことで、
いらしていただけて嬉しかったです✨
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
さて今回の読書会の会場は、いつも使わせていただいているBearsTableさん
…ではなく、田原町駅近くにある書店
Readin' Writin' BOOKSTOREさんの
中二階お座敷をお借りしての開催でした。
ウェブサイトはこちら⇨(http://readinwritin.net/)
本屋さんという空間で行う読書会、とても憧れだったので
快くスペースを貸してくださった店主の落合さんには
本当に感謝感謝です。ありがとうございました🌟
うっかりカバンの中でくしゃっとなってしまった読書会カード(ショック)
用意しましたお菓子は
GWに広島、高知へ行った時に買っておいたご当地のものと、
(戦争が起きるのでどちら派が優勢だったかは秘密です)
それと、参加者の方がフィナンシェを持ってきてくださいました💓
ありがとうございましたー!
はじめての試みとして、今回は小説限定で行いました。
紹介された本はこちらになります。
໒꒱「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」町田 そのこ
໒꒱「1ミリの後悔もない、はずがない」一木けい
どちらも「女による女のためのRー18文学賞」受賞作。
人間の葛藤など、人間心理の描写がうまく、感情がリアルな作品とのこと。
チョコレートグラミー、なんだか美味しそうな名前ですが、なんと熱帯魚の名前。
山峡を水槽に例えた、そんな場所が舞台なんだそうです。
໒꒱「ライ麦畑でつかまえて」J.D.サリンジャー、野崎孝(訳)
໒꒱「キャッチャー・イン・ザ・ライ」J.D.サリンジャー、村上春樹(訳)
キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)
- 作者: J.D.サリンジャー,J.D. Salinger,村上春樹
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 新書
- 購入: 11人 クリック: 73回
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翻訳者が存命の内は新訳はタブーということだったが、
村上春樹がその常識を崩して、その後様々な新訳が出されるようになった、
というお話が大変興味深かったです。
紹介者の方は、昔野崎孝訳を読んでいたこともあったせいか
今読んでも野崎孝訳の方にドライブ感があって良かったと感じられたそうです。
グリコ・森永事件をモチーフに書かれた作品。
私はこの事件自体名前を聞いたことがあった程度なのですが、
未解決事件なんですね…ここから着想を得たということでとても気になります。
犯人の心理描写が細かく、著者は実際の現場にいたのでは?!
とさえ思うようなリアリティがあるそうです。
໒꒱「この闇と光」服部まゆみ
主人公は目の見えない幼い少女で、
どこかお城のような場所で軟禁状態にある様子。
紹介を聞きながら、なんだか怖くてすっきりしない感じにゾワゾワしました。
前半で謎が散りばめられ、後半で一気に伏線が回収されていくとのこと。
ゴシックで耽美な雰囲気で、解説は皆川博子さん。
- 作者: ロバート・A.ハインライン,Robert A. Heinlein,福島正実
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: 文庫
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よく書店で見かけて気になっていた、有名なSF小説。
お人好しな主人公が、友人と恋人に裏切られ一度どん底に落ちてしまうのですが…
とっても前向きな主人公らしく、
読んだあとは爽やかで明るい気持ちになれるそうです(^^)
໒꒱「恋文の技術」森見登美彦
能登半島に住む主人公(京都の大学生)が、
いろんな人に手紙を出して、その送った手紙の内容のみで構成される小説。
好きな人に当てた手紙は何度も失敗し、なかなか出せないんだそうで
ちょっと微笑ましいですね♪恋の行方も気になる作品。
໒꒱「魔法使いハウルと火の悪魔」J.D.サリンジャー、西村醇子(訳)
ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔 (ハウルの動く城 1)
- 作者: ダイアナ・ウィンジョーンズ,佐竹美保,西村醇子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1997/05/01
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私も読みましたが、映画とは全然違った内容になっていました。
著者の作品は伏線回収が面白いものが多いそうです。
໒꒱「図書館の魔女」高田大介
主人公たちが図書館の知識を使って他国と対抗する、
言葉が重要となってくる作品のようです。
作者が言語学者らしく、言語についてのいろいろな豆知識も出てくるようで
その部分も面白そうだなと思いました。
໒꒱「椿宿の辺りに」梨木香歩
໒꒱「f植物園の巣穴」梨木香歩
梨木さんの新刊が出ていたなんて!
私はどちらも未読なのですが、新刊は「f植物園の巣穴」の
孫の代のお話なのだそう。
梨木香歩さんの作品は、自然との向き合い方…自然との関わり、
自然と自分、そういったことを感じさせてくれる気がします。
໒꒱「箪笥のなか」長野まゆみ
主催の紹介本でしたが、うっかり時間配分を間違えて
ほとんど紹介できずに終わってしまいました…笑。
(自分の持ち時間がなくなるのは主催者あるあるみたいです笑)
主人公の女性と、第六感の働く弟(妻子持ち)の
身の回りに起こる不思議なことを淡々と描いた作品です。
不思議なことが起こってるのに、登場人物みんな
どこか当たり前のことのように受け取っているので、
全編通して静かな作品だなあと感じます。文章が美しいです。
໒꒱話題に上がった本(一部)
「負け逃げ」こざわたまこ
「一九八四」ジョージ・オーウェル
「あん」ドリアン助川
以上です。
今回からは一言コメントにしよう…と思いながら、
結局いろいろ書いてしまいました笑。
ハウルを紹介してくれた私の友人は、
他の方のサリンジャーの紹介を聞いてハウルの紹介もそこそこに、
サリンジャーに対する熱い想いを語ってくれました。
本当に好きという気持ちが伝わってきて、なんだか引き込まれちゃいましたね。
そして書店での開催ということもあって、
やはりさすが本好きのみなさま、
終了後に本を購入される方がちらほらいらっしゃいました♪
(紹介されていた本を見つけて買われていた方も!)
それと4回読書会を開いてきて、不思議なことに当読書会では
森見登美彦さんのお名前が毎回必ず上がります😁
森見さん好きが集まりやすい読書会なのか…?!
特に第2回の時の紹介本「熱帯」は
読書会がストーリーの中に出てくるということで気になっています。
ということで、主催の私ももう少し森見さん作品に親しんでおこうと思います✨
(ちなみに私、読んだ中では「きつねのはなし」がお気に入りです)
長くなりましたが今回はこの辺りでレポート終了です😊
次回6月8日(土)、その次は6月23日(日)です。
8日は満席ですが、23日は近日中に募集開始予定です。
みなさまのご参加心よりお待ちしております🍀