こんにちは🌟
8月18日(日)の第8回風町読書会のレポートです!
会場は毎度おなじみBearsTableさんです🐻
この日は特別暑くてもうそろそろ溶けるんじゃないかと
このまま現世とおさらばしてしまうのかもしれない…
と思いながら会場までトコトコと徒歩。
(幸い形は保っております)
いや本当に、お暑い中お集まりいただいたみなさま
ありがとうございました…!
今回は男性4名、女性5名の計9名で行いました♫
お一人は初参加で、なんと今噂の上野のBar Bookshelffさんで
以前伺った時にたまたまお隣りになった方が来て下さいました!
こういうご縁っておもしろいなあと感じます。ありがたいことです🙏
美味しいお酒と本の話を求め度々お世話になっております😁
さて今回の紹介本はこちら📚
໒꒱「東の果て夜へ」ビル・ビバリー(著)、熊谷千寿(翻訳)
少年が人を殺しにいく話。と聞くとそれだけで胸が痛くなりますね…
主人公たち3人の少年が長い旅に出るそうですが、
その主人公の弟が暴力的であったり、かなり緊張感のありそうな小説
バーナード嬢と呼んでくれと言う主人公、ということでこのタイトル。なんかかわいいですねw
図書室が舞台の漫画で、紹介を聞く限り古今東西たくさんの本のタイトルが登場します。
本好きにはたまらない漫画なのでは…?!私も読んでみたいです。
໒꒱「ののはな通信」三浦しをん
前回も紹介に上がった本で、人気が伺えます…!
女学校で、二人の少女が書簡のやりとりをする
という部分だけでかなり想像がふくらみますし、とても魅惑的ですね…。
໒꒱「ビッビ・ボッケンのふしぎ図書館」ヨースタイン・ゴルデル(著)、クラウス・ハーゲルップ(著)、猪苗代 英徳 (翻訳)
- 作者: ヨースタインゴルデル,クラウスハーゲルップ,磯良一,Jostein Gaarder,Klaus Hagerup,猪苗代英徳
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2002/11
- メディア: 単行本
- 購入: 1人
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ののはな通信の紹介者の方が、同じ書簡形式の本をということでご紹介。
いとこ同士の二人が交換ノートと手紙をやりとりしながら、
物語の中で登場する”未来に出される本”の謎に迫ります。
この本に出会って手に入れるまでの紹介者の方の話が物語のようでとても素敵でした。
໒꒱「三日間の幸福」三秋縋
未来を悲観した二十歳の主人公が、1年1万円として自分の寿命を売ります。
残り3ヶ月間の寿命をどう生きるのか、何をするのか。
何のために生きるのかを問うような内容のようで、考えさせられる一冊です。
- 作者: 宮沢賢治,清川あさみ
- 出版社/メーカー: リトル・モア
- 発売日: 2009/11/26
- メディア: ハードカバー
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有名なこのタイトルの物語に、ビーズや刺繍で織りなす絵が美しい一冊です。
少し拝見しましたが、ページをめくるごとに絵が現れます。すごい。
はくちょう座など夏の星座が出てくることもあり、
夏にぴったりな物語です✨岩手県へ行きたくなります…
໒꒱「ほしのこえ」大場惑 (著)、新海 誠 (原著)
少年少女のお話で、少女が宇宙へ戦いに行かなければならなくなります。
二人をつなぐのは携帯電話のメールだけ。でも、だんだんと距離が離れれば離れるほどメールが届くまでの時間も長くなっていきます。
アニメーションでチラと見たことがありますが、とても切なかった印象でした。
最終的にどうなるのかは知らないので、読んでみたいです。
京都の祇園祭の、6つの群像劇。
私も大好きな本で、森見さんの作品の中でも少しホラーより?だった気がします。
京都という地に潜んでいるであろう不思議な世界へ誘ってくれる、素敵な一冊です。
໒꒱「『罪と罰』を読まない」岸本 佐知子 , 三浦 しをん , 吉田 篤弘 , 吉田 浩美
読まずに罪と罰について語ったり、推理したりする面白い試みの本。
いろんな本でやっても楽しそうだなあと、紹介者の方のお話を聞いていて思いました!
໒꒱「アイネクライネナハトムジーク」伊坂幸太郎(原作)、いくえみ綾(漫画)
アイネクライネナハトムジーク (上) (バーズコミックス スペシャル)
- 作者: 伊坂幸太郎,いくえみ綾
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2019/06/24
- メディア: コミック
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伊坂幸太郎の同名タイトルのコミカライズ。
いろんな出会いのタイミングを描いた作品とのことで、
いくえみさんはいろんな登場人物それぞれの視点での描き方が上手な方だなあと思っているので、伊坂幸太郎作品との相性がとても良さそうです。
໒꒱「失われた時を求めて フランスコミック版 スワン家のほうへ」マルセル・プルースト (著), ステファヌ・ウエ (イラスト), 中条 省平 (翻訳)
プルーストの作品の、こちらはフランスでコミカライズされた作品の翻訳版。
原作がとても難しいらしく、絵として見ると背景などの情報が得られて分かりやすいみたいです。少し拝見すると、背景の書き込みなどがすごくて、あと漫画だけど文章量も多くて見ごたえがありました。
໒꒱「百花」川村元気
認知症と診断された母とその息子の物語。
忘れていく母と反対に、母との思い出が蘇ってくる息子。
”半分の花火”という、これだけ聞くとどういう意味だろう?と考えてしまう言葉がキーワードとなっており、物語の中でその謎も解けていくそうです。
作者が全国のケア施設を周って取材をされたそうです…すごい。
タイトルは聞いたことがあったのですが、昭和60年に起きた航空機事故のことを描いた作品だったのですね。
その事件の時に遊軍記者としてデスクを任された主人公のお話だそう。
事件はノンフィクションですがお話自体はフィクションで、けれどもまるであったかのようにリアリティがあるとのこと。
໒꒱「貸出禁止の本をすくえ!」アラン・グラッツ(著)、ないようふみこ(翻訳)
小学校の図書室が舞台で、ある保護者の意見により「クローディアの秘密」をはじめ様々な本が教育に良くないといって貸出禁止になってしまいます!
主人公たちは「ロッカー図書館」としてこっそり禁止になった本の貸出を始めます。
後々バレてしまうのですが、その後の展開もとてもおもしろそうでした!
໒꒱「一○一教室」似鳥鶏
主催者紹介本その1。
表紙からもう怖い本なのだなと感じると思いますが、本当に怖い本でした…。
オススメするためというより、紹介することで少し自分の中で整理をつけたかったというのが本音でした。
参加者の方から教えて頂いたのですがこのタイトル、
ジョージ・オーウェルの「1984年」に同じ101と名のつく拷問部屋があるのだそうですね。とても納得しました。
໒꒱「夏への扉」森見美彦
- 作者: ロバート・A.ハインライン,Robert A. Heinlein,福島正実
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: 文庫
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主催者紹介本その2。
開催日時点ではまだ3分の2ほどしか読めていなかったのですが、
読み終わった感想としては、私はこの主人公の前向きな性格、
どんどん行動していくそのエネルギーと決断の早さ…とても好きになりました。
こちらの本は以前参加者の方の紹介を聞いて興味がわいて手に取りました。
SF初心者にはとても良かったと思います!
以上になります!
今回も面白そうな本がたくさん並びましたね✨
内3作品が図書館とか図書室のお話(とタイトル)だったのが
偶然とはいえ読書家さんたちらしいチョイスで素敵だなあと思いました。
そして参加者の一人の方は、いつも風町に似合いそうな本を選んで来てくださるのだそうで…!なんだか嬉しかったです😊
そんな主催者の紹介本といえば前回はホラー、今回はダークすぎる本という…。
主催がこんななので、今後もみなさんお好きな本をお持ち頂ければと思います!笑。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございましたー!
さて次回の風町読書会は9月29日(日)を予定しております♫
会場や時間はまだ未定なので、決まり次第告知させていただきます。
もしかしたらバーで読書会が実現するかもしれません…?!
どうぞお楽しみに!