第3回 風町読書会まとめ
みなさまこんにちはこんばんは!
2019年4月20日㈰に3回目となる風町読書会を開催しました。
参加者は主催含め8名(男性5名女性3名)でした。
はじめましての方、前回、前々回に引き続きいらして下さった方、
ご参加いただいたみなさまありがとうございました✨
今回も会場は浅草近くのカフェ、BearsTableさんにて行いました。
お席の様子。ピアノと暖炉が素敵です。
聖書ポケット付きの椅子はどこかの教会のものだったのでしょうか?
こういうものってテンションが上がります…!
そしてBearsTableさんはいつもテーブルに
季節のお花を飾って下さっていてほっこりします🌸
これはなんのお花かわからなかったのですが…
調べたところハナカイドウに似てるかな…?
さて、前回に引き続き今回もお一人の紹介時間が大体15分と長めでしたので
一人1〜2冊ほどご紹介いただいた形となりました。
というわけで、以下紹介された本です!
໒꒱「ブッチャーズ・クロッシング」ジョン・ウィリアムズ(著)、布施由紀子(訳)
若者が過酷な冬の雪山で仲間たちとバッファロー狩りをするというお話。
果たして生き残れるのかというかなりサバイバルな状況で
淡々とした描写がリアルで、まるで筆者が見てきたかのようなのだそうです。
自然の恐怖や人間社会の恐怖が垣間見える作品。
(著者の名前を見るとつい頭の中にハリー・ポッターのメロディが
浮かんでしまう私なのでした…)
タイムリーなご本を紹介していただきました!
万葉集のような日本語を英語に訳すってとても難しそうだと感じますが、
そういう翻訳に当たって大変だったこと、
どういうふうに訳したかといったことが書かれているそうです。
(枕詞をどう訳すかなど)
一つ英訳で読んでいただきましたが、
なんとなく英語のほうがはっきりと情景が浮かぶような感じがして、
また違った視点から万葉集に触れられるのかな、と思いました。
໒꒱「ピンポンさん」城島充(著)
ノンフィクションで、卓球プレイヤーの荻村伊智朗さんのお話。
戦後すぐくらいのお話だそうで、その時代はまだ
卓球という競技があまり認知されておらず、女性のものと思われていた中で
荻村さんは高校で卓球を始め、メキメキと腕を付けて
最後には世界的トッププレイヤーになり、卓球を世界に普及させたそうです。
好きなこと、夢中になれることにひたすらに打ち込み、
卓球に情熱を捧げた方なのでしょうね…すごい方です…
໒꒱「Heaven?」佐々木倫子(著)
墓地にあるフレンチレストランのコメディ漫画。レストランのスタッフは素人ばかり。
設定がすごいですね(笑)
オーナーがわがままで横暴らしいのですが、そのオーナーの一言一言がおもしろく
読むと元気になれそうだなあと思いました。
今年7月に石原さとみさんがそのオーナー役でドラマになるそうです!
こちらも読んでみたくなりました♪
漫画版・谷口ジロー
30歳離れた先生との恋を描いた純愛作品。
この日は原作小説と、漫画版を持ってきて下さいました。
漫画版の描き方がとにかく素晴らしいそうで、
好きという気持ちを口にはしなくても、表情や空間で伝わってくる…
ちらっと中を見せていただきましたが、背景まで書き込みがすごくて、
世界の中に入っていけそう…すごくリアリティを感じました。
原作と漫画、併せて味わうのが良さそうです。
໒꒱「ゲイだけど質問ある?」鈴掛 真(著)
タイトルがすごい!気になる!
LGBTについて、最近よく耳にするけどよく知らない…という方や、
気になっていて知りたいけど、知ろうにもどうすれば?
という方、いろいろだと思いますが、
そんな疑問に答えてくれる一冊なのかなと思います。
Q&Aの形でとても読みやすそうなので、手に取りやすいと思います。
私もぜひ読んでみたいと思いました。
໒꒱「ギャルと恐竜」森 もり子、 トミムラ コタ(著)
こちらはヤンマガで連載中の漫画のご紹介です。
ギャルがまるで猫を拾った、かのように恐竜を拾ってきて
一緒に暮らすお話です。恐竜!?と驚きますが
またこの恐竜の見た目がかわいいんです。
実はツイッターでちらっと漫画を拝見したことがあって、
その時もなんだかほのぼのしたかわいい恐竜がいるなあ…
癒やされるなあ…なんて思っていました。
ギャルは細かいことで悩まないので、恐竜とも当たり前に
普通に暮らしていて、周りの人達もはじめはびっくりするんだけど、
やっぱりなんだか当たり前のように接していて…
優しい世界に触れられそうな漫画でした(^^)
私は読んだことがなかったですが、
友人がかつてジュリアンについて話していたので気になっていた作品です。
主人公のジュリアンは生まれ持った美貌と才能があって、
それを使って貴族にまで上り詰めるのですが…、、
主人公が貴族社会で生きるために女性と恋愛をするのですが、
虐待を受けていたという辛い過去を思うと…なにか切羽詰ったような苦しさを感じます…こればかりは読んでみないと、主人公の感情や想いを知ることができませんね。
紹介者の方の、一人の男性の戦いのシナリオだった、
というお話が印象深かったです。
໒꒱「肺都 アイアマンガ―三部作3」エドワード・ケアリー(著) 古屋 美登里(訳)
アイアマンガ―三部作の3巻目。
表紙の絵やタイトルからも、なかなかデカダンスな雰囲気のある本です。
著者がイラストも手がけており、
本文中にもたくさんの挿絵があったのが印象的です。
そしてタイトルの肺都、は英語で「LUNGDON(肺の都)」、
「LONDON(ロンドン)」をもじったものとなっています。
そんなふうに、本文でも言葉遊びのようなものがたくさん見られるらしく、
翻訳だと伝わりきらない部分もあるようですが、
ダークな雰囲気の中に遊び心があるのは良いなあと思いました。
໒꒱「風町通信」「木苺通信」竹下文子(著)
主催の紹介本です。そうです。読書会の名前の由来となった本です✨
ようやく紹介することができて良かったです〜。
こちらの本に関しては、そのうち読書会の紹介も含めて
別記事にまとめようかな〜と思っています(^^)
書き始めたら長くなってしまった…今後は一言コメントでもいいかしら…笑
今回も知らなかった本とたくさん出会えて、
やっぱり読書会楽しいな〜と改めて思いました(*^^*)
最後に本を並べて撮影!
出かける前に慌てて作った風町読書会カードを添えて…
そのうち作り直そう(^^;)
今回は終了後に5名の方と近くのお店へご飯に行きました♪
やはりここでもみなさん本の話が尽きず…
本の話をこんなに長い時間できるってなんて幸せなんだ…!
こういった経験が今までなかったので、本当に楽しかったです。
貴重なお時間をありがとうございました!!
次回以降の終了後に関しては、時間によりけりですが
自由参加でカフェ、もしくはご飯へ流れる形にしようかなと思っています。
第1回、2回の時のように、時々ランチもよいかなと。
その都度お知らせしていきますね。
さて、次回の風町読書会は
2019年5月26日㈰14時〜を予定しています!
今度はいつものBearsTableさんではなく、
別の場所での開催になります(浅草近くです)。
詳細は後日お知らせいたしますので、
みなさまのご参加お待ちしております!